オンライン動画学習サービス「udemy」で、Tableau の 超初心者向け講座を受けたので、レポートを書きます。
使用したデータは、下記のデータです。(データソースそのものを載せると怒られると思うので、大まかな項目の画像だけ…)
この売上データを Tableau を使用し、さまざまなグラフにビジュアライズすることを行いました。
導入
Tableau をインストールし、起動すると以下のような画面が出力されるので、左の接続の欄から、Tableauに取り込むデータソースを選択します。
今回は、Excelデータなので、「Microsoft Excel」を選択。
データソースを選択すると、Excelシートの項目を左側に表示してくれるので、使用するシートを中心にドラッグアンドドロップします。
データの内容をプレビューしてくれるので、問題なければ、シート1をクリックします。
シート1をクリックし、ワークシートへ移動すると以下の画面になります。
左のテーブルにあるのが、Excelの列項目と対応しています。
試しに、「売上」と「国名」をそれぞれダブルクリックしてみます。
<売上>
<売上 + 国名>
「売上」をダブルクリックした段階では、売上のトータルを示す棒グラフのみ生成。「国名」をダブルクリックすることで、国の軸が追加され、国ごとの売上が棒グラフとして表示されます。
このようにダブルクリックで、テーブルを選択するだけでも、基本的なビジュアライズを自動的に行ってくれます。
ちなみに、「売上」⇒「国名」の順に追加しましたが、「国名」⇒「売上」の順に追加すると…
前回と全く違う形となりました💦
このあたりは、作りたいグラフに合わせ、後述する行や列、ラベルなどに適切にテーブルを当てはめていく必要があります。
左上の戻るボタンを連打しつつ、最初に作成した棒グラフの状態に戻します…
名称
ディメンションは、主に名前や日付などのテキストデータを指し、メジャーは、数量や売上などの数値データを指します。
今回のデータだと以下のような振り分けになります。

各種操作
グラフの並び替え
ツールバーのボタンから降順にできます。
この例の場合は、使用している数値データが売上のみなので、売上で降順に並びます。
ラベルの追加
各グラフにデータラベルを追加します。
この例の場合は、テーブルの「売上」を「ラベル」にドラッグアンドドロップして、各グラフに売上の数値データを表示しています。
行と列の入れ替え
ツールバーのボタンから行と列を入れ替えることができます。
色の追加
データ軸に色でテーブルを追加します。
この例の場合は、テーブルの「商品カテゴリー」を「色」にドラッグアンドドロップすることで、商品カテゴリーごとに色分けし、ビジュアライズしています。
別の例として、商品ごとの売上を棒グラフにし、「利益」を色表示した場合は以下のようになります。
データのフィルタリング
表示するデータをフィルタリングし、選択したデータのみ表示するようにします。
この例の場合は、「商品セグメント」をフィルターにドラッグアンドドロップ後、ポップアップから、アクセサリーの表示を除外しています。
フィルターをクリックして表示されたメニューからフィルターの表示を選択することで、凡例にフィルターを追加できます。
表示グラフの変更
選んだテーブルによって、Tableauは自動的にグラフを選択しますが、右上の「表示形式」から好きなグラフへ変更することもできます。
この例では、棒グラフを円グラフに変更しています。
メニューから円グラフを選択。
※この際、色が薄くアクティブになっていないグラフは、データ軸が足りず、Tableauが自動的に作成不可だと判断したもの
番外編 都道府県グラフの作成
売上データのビジュアライズとは別に、都道府県別人口データを使って、日本地図にマッピングしたビジュアライズも行いました。
サンプルデータの「都道府県別人口」データを開く。
テーブルから、都道府県と人口をダブルクリック。
都道府県をクリックし、メニューから「地理的役割」⇒「都道府県/州」をクリック。

右上の表示形式から、地図のグラフをクリック。

日本地図に人口を色濃度でマッピングできました。

他のグラフ同様にラベル等の追加もできます。

まとめ
直感的な操作で簡単にグラフ化でき、分析初心者にとってとっつきやすいと感じました。
生データなど数字の羅列で、ぱっと見ではよくわからないデータでも、とりあえず取り込んでみれば、何かしらのグラフにできるので、まずデータの可視化を始めてみたいという方にはうってつけのツールではないでしょうか。