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DXの本質を語る場をデザインする ― EvoLiNQが手掛けた「とやまDXコンソーシアム」パネルディスカッション

富山で広がるDXの輪

富山県では近年、行政や企業、教育機関が連携しながら、地域全体でデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める動きが活発になっています。

その中心的な取り組みのひとつが「とやまDXコンソーシアム」です。DXの実践を通じて、地域産業の競争力強化と人材育成を目指すこのコンソーシアムから、株式会社EvoLiNQは公式動画の制作を依頼いただきました。

今回のプロジェクトは、県内でDXを先進的に進める企業の事例を紹介し、その取り組みや課題、今後の展望をパネルディスカッション形式で発信するものです。

EvoLiNQは「可視化と共創の専門家」として、対話をわかりやすく伝える映像づくりに携わりました。地域の現場で生まれるリアルな声を通じて、DXの“いま”を共有することを目指しています。

とやまのDX先進企業 × とやまDXコンソーシアム

この企画は、富山県内のDX先進企業2社の代表と、とやまDXコンソーシアム推進委員長によるパネルディスカッション形式で行われました。

「デジタル活用による業務変革」「組織文化としてのDX推進」など、現場での具体的な課題と成功のプロセスが率直に語られる内容です。

EvoLiNQは本プロジェクトにおいて、

  • 撮影・編集を含む映像制作
  • トークの流れをリアルタイムで可視化するトークグラフィック演出
  • 視聴者が理解しやすい構成デザイン

を担当しました。映像制作の枠を超え、「対話の見える化」という独自の手法で、ディスカッションの内容をより深く伝える工夫を行いました。

映像と可視化がつなぐ“対話の理解”  

本プロジェクトの大きな特徴は、トークグラフィックによるリアルタイム可視化です。この役割は、トークグラフィッカーの山口さんのお願いしました。

トークグラフィックとは、登壇者の発言をグラフィックレコーディングの手法でその場で描き出すことで、議論の流れやキーワードが視覚的に整理され、聞き手の理解がより深まります。

単なる「話し合いの記録」ではなく、登壇者の熱量や共感の瞬間を可視化することで、観る人が“その場にいるような臨場感”を感じられる構成になりました。

DXという言葉が抽象的に語られがちな中で、「人と人の対話をどうデザインするか」という視点が活かされています。

公開動画の紹介

以下の3本の動画が、YouTube上で公開されています。

それぞれ異なる角度から、地域のDX実践の姿を伝えています。

事例紹介編:県内企業の具体的なDX事例を紹介。現場の工夫や課題解決のプロセスに焦点を当てた内容です。


ディスカッション編:登壇者3名によるパネルディスカッション。実践を通して見えてきたDXの本質や課題、今後の展望が語られます。


ノーカット版(全編):ディスカッション全体を収録した完全版。熱のこもった対話の全貌をそのまま体験できます。


対話からはじまるDX

EvoLiNQは、「DXは人と人との対話から始まる」という考えを大切にしています。

デジタル技術は目的ではなく、より良い協働を生み出すための手段。

私たちは、映像制作や可視化デザイン、ファシリテーションの力を通じて、地域に根ざしたDX推進を支援していきます。

今回のプロジェクトを通じて感じたのは、DXの現場には“語り合いながら前に進む力”が確かにあるということ。

これからもEvoLiNQは、見える化を通じて人と組織をつなぎ、地域の未来をともに描いていきます。