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T-Messe2023レポート:親子で取り組むセンサー・プログラミングを開催しました

皆様、こんにちは。

今日は、2023/10/27 開催した「T-Messe2023 科学ものづくり教室 - センサー・プログラミング体験」の様子をお伝えします。

当イベントでは、小学生及びその保護者の方々を対象に、IoTプログラミングの基礎とその楽しさを体感していただくことを目的として実施しました。将来の技術者への第一歩となるべく、子どもたちが技術と創造の世界に一歩踏み出す貴重な経験となったことをうれしく思います。

学びと楽しさを体験
使用した教材はESP32マイクロコントローラー、超音波センサー、LEDアレイ、そして圧電スピーカー、ブレッドボードなど。参加者はこれらを組み合わせて、距離に反応して光ったり音楽を奏でるデバイスを作り上げました。自分たちで作った電子工作が目の前で形になる瞬間は、子供たちの目を輝かせていました。
 
IoTデバイスの仕組みを体感
参加した子供たちは、最初、与えらえたテキストを参考にしながら、自分たちの手で電子工作の第一歩を踏み出しました。電気が流れる道を自ら繋げることでLEDを光らせるという経験を通して、電子部品がどのように相互作用するのかを視覚的に理解しました。配線を変更することでLEDの点灯位置を調整するなど作業を通じて、電子回路の基礎知識が自然と身につく環境を提供しました。
子どもたちが単にテキストの指示に従うだけではなく、実際に「なぜ」そのように回路を組むのか、「どうして」その配置が効果的なのかということを体感することができたと思います。また、超音波センサーのような少し複雑なコンポーネントを使いこなし、それを活用して単純ながらも機能するセンサー・IoTデバイスを作り上げることは、電子工作の魅力を存分に体験する良い機会だったと思います。
 
実務で使われるテキスト型プログラミングを体験
プログラミングの世界には、ビジュアルによるものからテキストベースまで、様々な学習方法があります。今回のワークショップでは、参加した子どもたちにテキスト型のプログラミングを体験してもらいました。
 
小学生向けのプログラミング教室は、ブロック型プログラミング言語を使うのが一般的です。しかし、社会に出てプログラミングを仕事にしたとき、ブロック型プログラミング言語を使うことはとても稀で、テキスト型プログラミング言語を使うことが一般的です。今回は、職業体験の要素も含めたセンサープログラミング体験ということで、テキスト型プログラミング言語であるC言語を使ってもらいました。参加者の誰もが経験がないプログラミングを体験することができたと思います。
 
初めての体験にも関わらず、子どもたちは条件分岐の概念を理解し、超音波センサーが反応する距離を自分たちで変えるプログラムの調整を行いました。この実践を通じて、プログラムがいかにして物理世界と対話するかを実感しました。
 
また、ブザーを使用して音楽をつくる作業は、子どもたちにとって特に楽しいものでした。彼らはプログラムを通じて、周波数や音の長さ、無音の間隔を調整しながら、自分だけの音楽を鳴らしていました。コード一つ一つが如何にして結果に影響するかを見ることで、プログラミングについて、体感できたことと思います。
 
このような実践的な活動は、将来、技術者やクリエイターとして成長していくであろう子どもたちにとって、貴重な経験になったとはずです。
 
製造業向けDIY IoT & DXトレーニングプログラム

今回のセンサープログラミングの体験は、弊社の「製造業向けDIY IoT & DX トレーニングプログラム」を小学生向けに特別にアレンジしたものです。

「製造業向けDIY IoT & DX トレーニングプログラム」は、弊社のIoTとDXの経験をベースに、製造業にお勤めの方が、自分たちの現場でセンサーやローコードツールを使い、自社の課題に対して、ITを使った解決策を考える人材を育成することができる研修プログラムです。このプログラムは、若い世代から現場のプロフェッショナルまで、幅広い層が最先端のIoT技術を学び、活用する機会を提供しています。